こんにちは、院長です。
最近よくある問合せに、不妊症のはりはありますか?というのがあります。
東洋医学には、中国由来の3000年の歴史があります。昔の中国では、あらゆる病気に対する選択肢が、当然東洋医学で、婦人科疾患、特に産前・産後のトラブルについては多くの書物が残っています。
ですから不妊症にも、それらの考えは応用できます。
東洋医学では、人は「血」をエネルギー源として、生命活動をしています。この血は西洋医学でいうところの「血液」とだいたい同じですが、少し違うところもあります。簡単に言うと、「血」は人という機械を動かすガソリンのようなものだと考えていただければいいでしょう。
不妊症は病気ではないかもしれませんが、身体の状態が整っていないことが多いです。
東洋医学では、身体のバランス、特に婦人科系器官を整えることで、妊娠しやすい身体を作ります。
妊娠しやすい身体を作るには、「血」が必要です。
人は、「血」というガソリンを消費して、生命活動をしています。
立つ・走る・物を持つなど身体を使うのに「血」を使います。
考える、気を使う、怒る、などにも「血」を使います。
見る、聞く、喋るなどにも「血」を使います。
つまり、何かをすると、人は「血」を消耗するのです。
それに加えて、女性の場合は、赤ちゃんを作る準備を毎月しています。
受精した卵がしっかり育つように、柔らかくかつ充実したベッドを用意するし、着床しなかったら、またベッドをかたづけます。これらの作業には大量の「血」が使われます。
つまり、婦人科系の器官には、大量の血が必要であり、東洋医学では、婦人科系のトラブルを血のトラブルによるものとして治療します。
東洋医学では、西洋医学とは別のアプローチで、妊娠しやすい身体を作ります。
ご不明な点は、お問い合わせください。